活動報告

報告

総括概要

 平成23年度は、3月11日に起こった東日本大震災からの復旧・復興の中でスタートしました。震災はリーマンショックのダメージからようやく立ち上がろうとしていた日本を襲いましたが、それに加えて円高、原材料高、タイの洪水など、国内企業にとっては非常に厳しい経済環境が続いた年でした。

 しかし、世界規模でITを中心に見ると、平成23年度は大きな転換の年でもあったといえます。昨年10月には、それまで専門家しか扱うことのできなかったコンピュータを身近なものにし、さまざまなアイデアで今日のPCの姿を形作ったアップルの元CEOスティーブジョブズ氏が亡くなりました。また、インターネットの覇者といわれたGoogleを抑え、PVベースでもトップとなったFacebookが株式市場への上場を発表しました。スマートフォンの普及は世界的な動きとなり、各国で端末メーカーやキャリア再編の動きが起こっています。

 そのような中、16年目を迎えるHiBiSは昨年度と同様、5つの部会や各種イベントを通じて活発に活動いたしました。

 クラウド・コンピューティング研究部会は、スマートフォンやタブレット端末、ビッグデータと言ったキーワードに関連するトピックから、導入時期に入ったクラウド・コンピューティングのサービスについて研究を行いました。

 ビジネスモデル部会は、ビジネスフォーラムで紹介された事例の研究と、「ITによる観光ビジネスの活性化」に向けた各種の事例研究を実施しました。

 インターネットセキュリティ部会は、クラウド・コンピューティングの導入が進む中で、インターネットの他、NGN、ワイヤレス、スマートコミュニティ等の新たなビジネス環境におけるセキュリティに関する技術的要件について、最新動向と問題点等を調査・研究しました。

 Android活用部会は、スマートフォンや組み込みOSなどを研究し、開発側の立場だけでなく、使う側、奨める側、売る側のそれぞれの立場から、各々のテーマで部会活動を行いました。また、昨年と同様に技術委員会と合同で、「Android塾」を2回開催し、技術的な向上、及びAndroidの会との交流を図りました。

 オープンソース・ソフトウェア活用部会は、オープンソース導入の先進事例を研究するとともに、その可能性と導入に向けた様々な課題を検討し活動を行いました。

 また、HiBiSが主催する最大のイベントである、「広島インターネットビジネスフォーラム」は今回で第15回目となりましたが、ひろしまIT総合展2011の中のイベントとして開催し、展示会に彩りを添えました。

 2月に開催した「第14回HiBiSインターネットビジネスフォーラム2011」では、日本Androidの会 丸山会長をお招きして、クラウドデバイスとしてのAndroidの可能性と、これからの日本の目指す方向性について提言をいただきました。優秀ビジネス事例発表では、10件の投稿原稿から選出された5件の発表がありました。

 一昨年より試行錯誤の中開催してきました交流会は、HiBiSの中でも集客力のあるイベントとして定着し、入会のきっかけとなる等会員増強に寄与しました。

 上記のような流れの中で、HiBiSは広島におけるインターネットビジネスの活性化、優良なビジネスモデル企業の発掘に積極的に取り組んでまいりました。今後とも、広島におけるインターネットビジネスを牽引する意気込みで活動を充実させてまいります。皆様のさらなるご協力とご支援をお願い申し上げます。

活動の概要

総会 1回(5月24日)
協議会 1回(5月24日)
講演会等全体イベント 6回
運営委員会 12回
クラウド・コンピューティング研究部会 11回
ビジネスモデル部会 8回
インターネットセキュリティ部会 8回
Android活用部会 10回
オープンソースソフトウェア活用部会 8回