活動報告

活動報告(平成26年度)

総括概要

 平成26年度日本経済は、米国・欧州等の先進国経済が緩やかに持ち直す一方で新興国景気が減速する外部環境のなか、いわゆる「アベノミクス」の1本目の矢である「大胆な金融政策」は日銀の異次元緩和により、2本目の矢である「機動的な財政政策」は大型補正予算の執行により実現され、残る3本目の矢である「成長戦略」への期待感も相俟って、円高是正、株価上昇が進展する等、堅調に推移してまいりました。

 情報サービス業界においては、モバイル、クラウド、ソーシャルネットワーク、ビッグデータをキーワードとしたITによる産業・社会のイノベーションへの期待が強いなか、地元広島においても昨年7月、ITを核とした広島発のビジネスモデル創出に向けて、県と市により「ひろしまIT融合フォーラム」が設立されました。

 

 そのような中、19年目を迎えるHiBiSは6つの部会活動を中心に、異業種交流会、およびビジネスフォーラム等のイベント開催を通じて活発に活動してきました。

 HiBiSの中核イベントとなってきましたビジネス交流会(4回実施)は、ゲストスピーカーの特色ある講演が集客力のあるイベントとして成果をあげ、IT業界以外からの参加者も増え、老若男女を超えた集いの場となり、入会のきっかけとなる等会員増強に寄与しました。

 HiBiSが主催する最大のイベントである、「HiBiSインターネットビジネスフォーラム」は今回で第18回目となり、「情報化シンポジウムイベント」の中のイベントとして、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)、および一般社団法人テレコムサービス協会との共催により、開催いたしました。最優秀ビジネス事例に選ばれた企業には、中国総合通信局局長賞を授与し「平成26年度起業家万博」へ推薦致しました。テレコムサービス協会中国支部会長賞に選ばれた企業は、テレコムサービス協会主催の全国大会「ICTビジネス研究会ビジネスモデル発表会」への出場権が与えられました。

 また、昨年新設しました学生の部を今年も設け、各大学機関等から将来の起業家を目指している学生や、ビジネスモデルを研究している学生を対象にビジネスプランの発表の場を提供しました。最優秀ビジネス事例に選ばれた学生は、中国総合通信局局長賞を授与し「平成26年度起業家甲子園」へ推薦致しました。テレコムサービス協会ICTビジネスモデル研究会賞に選ばれた学生は、テレコムサービス協会主催の全国大会「ICTビジネス研究会ビジネスモデル発表会」への出場権が与えられました。

 さらに、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する第10回IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」において、選考会に審査員として参加して、一般社団法人広島県情報産業協会 会長賞 (広島県ローカル) 賞を授与しました。

 

 上記のような流れの中で、HiBiSは広島におけるインターネットビジネスの活性化、優良なビジネスモデル企業の発掘に積極的に取り組んでまいりました。今後とも、広島におけるインターネットビジネスを牽引する意気込みで活動を充実させてまいります。

 皆様のさらなるご協力とご支援をお願い申し上げます。

 

 

活動の概要

総会 1回(4月24日)
協議会 1回(4月24日)
講演会等全体イベント 7回
運営委員会 12回
クラウド・コンピューティング研究部会 12回
ビジネスモデル研究部会 3回
インターネットセキュリティ部会 11回
スマホアプリ研究部会 9回
Webマーケティング研究部会 9回
ビジネスアライアンス部会 5回